メガロ☆メガラヴ!


やっちまった…。ついカッとなって大人GUY。

最近こいこい7熱が上昇しているこーきちですこんばんわ。
いやね、こないだテレビで第4話観てから、ちょっと気になったんで
買って積んでた単行本の2〜5巻を通して読んでみたんですわ。

…ごめん!

以前、本サイトの駄文で(メイド隊に比べて)「どうにもついて行けてない」とか書いてしまいました。
ぶっちゃけ連載が始まったときは、ホントに美少女戦隊物、いわゆる企画先行の萌え漫画で…
…まぁそれはそれでいいけど、作者本人が描きたいものをちゃんと描いてるのかなぁ…とか
思ってたわけですよ。

が。めっちゃ面白かったです。途中止められず一気に読んでしまった。
ある意味、同作者の花右京メイド隊以上に氏の持ち味というか、趣味というか
いわゆるダークな内面がストレートに出てます。ギャグと癒しとシリアスの絡ませ方の技術が
メイド隊でも感じたそれより更に進化した形で表れてる気がしますよ。

そういえばメイド隊の時「この人の漫画は2巻からが本領」って俺、自分で言ってたのに!
俺のバカ!


ダーク
登場するヒロインには全員(とてもテレビで放送出来ないような)凄惨な過去があり
6人(+α)それぞれの事情と都合でサイボーグの体となり、主人公・哲郎の前に現れます。
昔に描かれたサイボーグ物や機械の体を扱ったアニメや漫画・特撮同様に
「自分の体は普通の人とは違う」という苦悩、「人間とはなんなのか?」というテーマを
読者に叩き付けてきています。でも、重いだけの話にならないよう、うまく「萌え」と「癒し」の
オブラートに包んで描きだしてる所がこの作者の巧いところなんだよな…。ううむ。
途中から寮に住む事になる「あるキャラクター」も、常に爆弾を抱えてる感じで
いつ爆発するかと登場するたびに冷や汗モノです……。


趣味
という所で言うとヒロインが「ヤヨイ」で主人公が「テツロー」そして「機械の体」がテーマと、
もりしげ氏の好きな松本零士作品に始まり、ジャッカー電撃隊キカイダー、最近リメイクもされた
009やキャシャーンなどの「サイボーグ物作品」へのリスペクトも多分に盛り込まれていて
作者の愛とマニアっぷりも垣間見れるというか(笑



アニメ版
そんなわけで、漫画版は表現的に民放アニメでは放送できない箇所(カッターナイフの首掻っ斬りとか
ヒフミの過去話とかは今はヤバイ)も多い訳で
アニメならではのお気楽な展開にしたのはまぁ、アリじゃないでしょうか。漫画がシリアスでアニメ版がお気楽なのは
ギャラクシーエンジェルもそうだしね(笑

シリアスな話でも胸揺れとかパンツとかのカットが差し込まれるのは
ほら…ふじもと監督だからw…あの辺は観ててアキハバラ電脳組の最初の方思い出したよ。
電脳組も、後半の盛り上がりが前半からは想像も出来なかったわけで。
物語の鍵となるキャラ「ガンタイちゃん」が、アニメにもちゃんと出てきてるので
なんの引っ掛かりもなく終わる訳はない…と期待をもって観てますが…さあどうだ。
ただ、同じパロやるならガンダムより、原作どおり009とかキャシャーンから持ってくればいいのに…
…って、若い人がわかんないのかそれじゃ(^^;

ところでいぬ日記によれば「感想サイトで、ここまでけなされている作品は無い」そうで
言われてザッと見てみると…たしかにあんまりいい感想見た事ないかも(笑)
じゃぁ、とばかりに叩きの温床と言われる2chに目を移すと……なんか皆、めちゃくちゃ楽しんでる!
初代シスプリアニメの中期以降のスレを思い出すなぁ。
このへんの、一般アニメファンとの感想の逆転現象が非常に興味深い(笑)


そうだ、アニメ版。主人公のテツローが可愛くない…というか、母性本能をくすぐらない
普通のダメキャラにされてる所がちょいと残念デス。感情移入もし難いな。

漫画版は女装もしてこんなに萌えるのに!(笑
花右京のタロ子(仮)ちゃんといい、こういうのが好きなんだろうかw





リンク
こいこい7の原作、読んでいろいろ考えさせられてびっくり。

同じような考えの人がいて安心(^^;