白いお城の夢をみた

笑う大天使 http://www.michael-movie.com/ (公式)

 
中学の頃からの川原泉ファンである俺。
イロモノ映画の雄、アルバトロスフィルムの配給というのが
もの凄く不安ながらも、スウィングガールズを観た直後で
上野樹里の良さにハマってた頃だったので製作発表された時から楽しみにしてたのですよ。

当初は東京と撮影現場である長崎のみの上映だったので、DVD待つかなぁと思ってたのですが
なにやらいつの間にか大阪でも上映開始してました。
25日までらしいので、本来ハチクロ観る予定だったんですが急遽変更して
こっちを観てきました(両方観ようと思ったら上映時間被ってた)

結論からいうと、めちゃくちゃ面白かったです!!
つーかなんだこのB級アクション超大作(褒)
どうにも原作ファンの間では散々な評判だったので
心配だったのですが、原作好きな俺でも満足でしたよ。
ちゃんと「笑う大天使」でした。

物語自体は、エピソードの前後の入れ替えやら時間の関係で
端折られた部分も多いけども、セリフをはじめ、漫画の1〜2巻を
割と忠実になぞってたと思います。
原作でもお馴染み、川原節のナレーションを全編広川太一郎がやってた時点で
もう、この映画は勝ってる!などと俺は思って しまったわけなのですが(笑

これを外して欲しくない、という大事な部分は大体入ってたし
細かいところで原作ファンならにやりと出来る個所もいくつか。
「もぎゅもぎゅ」とか言いながらムギチョコ食う上野樹里がやたら可愛い。
ただ、パンフの監督のインタビューにもあるとおり、尺の都合で
史緒さんメインの話にしたために、和音さんと柚子さんのエピソードが
かなり減ってたのは残念。まぁ〜これはしょうがないよなぁ。

メインキャラクターもそこまで極端に別物に変えられてないし。
あ。唯一、ロレンス先生だけはちょっと…
カタコトの日本語で喋ってて、変な外人にしか見えなかった(笑
これは日本人の役者が演じても良かったのでは。

しかしこの映画の最大の見所はなんつっても最後の30分に集約。
もう、アクションシーンがスゲーの!超やりすぎでバカで!(誉)
VFXとワイヤーアクション駆使しまくりは伊達じゃない。
GAROつーかカンフーハッスルつーか、あの辺りのテイスト。
ブーメランを連続でかわす柚子さんの動きとか、もうカッコよくてね〜!
バイソン将軍ばりにリニアの力も使ってたぞ!
ってなんの映画だよコレは(笑

笑いと派手なアクションとしんみり泣かせる部分と、娯楽映画としてのバランスも
かなり良いので、原作知ってる知らないに関わらず
観れる方は是非観て欲しいのです。
…まぁ、表現方法がハ二メーションもびっくりの漫画特撮なので
イロモノに見えてしまうのが難ですが(^^;